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「色の理論」から見るウェアコーディネートのコツ

イージーヨガのウェアはカラフルで華やかな色が多いのですが、手持ちのウェアと合わせてみようにも難しく、ついつい無難な色を選びがち。

今回は新しい「色」チャレンジしたいときに参考になるヒントを書いてみます。

「色の理論から見るコーディネイトのコツ」

「色」とその「組み合わせ」についてご説明させていただきます。
さて、まずはこの図から。
パッと目を引く虹色の輪が有名な「色相環」

デザインや色彩についての勉強をしたことがある方にはなじみのある図だと思いますが、
これは「色相」=「赤」「黄色」「青」のような色の相違を輪にして分かりやすく示したもの。
この中から「規則的に選んだ色の配色は調和しやすい」と言われています。
(20世紀半ばまでの先人たちの色彩調和論を”4つの原理”にまとめた「ジャッドの色彩調和論」より)

例えば下記のように、対角線上にある色同志の組み合わせや隣同志の組み合わせはなじみやすいものとなります。

キャンペーンのコーディネイト例だと以下の組み合わせとなります。(画像をクリックすると商品ページに遷移します。)

(Aの組み合わせ:Dyad(ダイヤード))
(Dの組み合わせ Dyad(ダイヤード))
(Fの組み合わせ Analogy(アナロジー))

またコーディネイトにアクセントを付けたい場合は「Split Complementary(スプリット・コンプルメンタリー)」の法則を使うとキレイにきまると言われています。

「色相環」を使った組み合わせ法則はあと7つあり、それぞれ見ると「なるほど~」と納得感があります。ご興味のある方は下に参考記事のリンクを貼りますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?


お次の「組み合わせ」法則も「ジャッドの色彩調和論」から。「明快なコントラストを持つ色の組み合わせは調和する」です。

一瞬「?」ですが、一番分かりやすいのは各国の「国旗」ですね。

「トリコロールカラー」はマリンルックを説明する際によく出てくる言葉ですが、2つないしは3つの色を組み合わせることで印象付けることができます。但し、バングラディッシュ国旗のように彩度(色の鮮やかさの度合い)が高い色同志の組み合わせは目がチカチカしてしまい悪目立ちしてしまいますので、使用分量のバランスを考えて使うことが大事です。(「ハレーション」と言います。)

一番簡単な組み合わせは白や黒とビビットな色を組み合わせる「ピコロール」を狙うのがよさそうです。

キャンペーンのコーディネイト例だと以下の組み合わせとなります。

(Bの組み合わせ:Picolore(ピコロール))
(Cの組み合わせ Picolore(ピコロール))
(Eの組み合わせ Picolore(ピコロール))

 

(Gの組み合わせ:Picolore(ピコロール))
(Hの組み合わせ Picolore(ピコロール))

こうした色彩理論を使うと難しい色のコーディネイトもバッチリ♪

華やかなウェアをまとって「ヨガ時間」を明るく楽しいものにしてくださいね~✨🙏

※今回取り上げた「ジャッドの色彩調和論」について知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
デザイン・制作に関する情報メディア「WebNAUTWebNAUT」
『「色相環」とか「トーン」ってどう使うの?配色のコツは「ジャッドの色彩調和論」』
https://webnaut.jp/design/645.html